どうもカラス天狗です。近年流行りのミニマリスト。異常なまでに物を持たない人の実態などがメディアでよく取り上げられていますね。僕自身ミニマリストに対して少し偏見を持っていましたが、ミニマリズムを実践しているある方の話を聞いて「ミニマリストとはなにか?」「なぜミニマリストになるのか」などの答えが分かりました。これらの答えがかなり腑に落ちてすっきりしたので、皆さんにもシェアしていきたいと思います。
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ミニマリストとは?
まず皆さんにお伝えしたいことは「大切なのは物の量ではない」ということです。
最近メディアで取り上げられるミニマリストのイメージは上の写真のようなものではないでしょうか。
単に物を減らすということを突き詰めていけば、上の写真のようになると思います。
ただ上の写真のような状態は軽い病気のような状態でもあるわけです。
「きれい好き」がエスカレートしすぎると「潔癖症」になるのと同じで、普通の暮らしが出来なくなってしまいます。
そこで僕らが覚えておかねばならないのが
「ミニマリストとは自分が好きなもの、納得しているものだけを持つ人」
という考え方です。
至って普通の考え方だと思います。
要らないものを捨てて、必要なものや好きなものだけをとっておこうというわけです。
ですから捨てれば捨てるほどいいというわけではありません。
この考え方は元祖ミニマリストの佐々木氏のものですので、決して邪道な考え方ではなくミニマリストの本質です。
佐々木氏といえばこの本で一世を風靡し、ミニマリストを世に広めた第一人者ですね。
収集癖のある人、コレクター気質な人ほどミニマリストに向いている理由
一見、真逆にも思えるコレクターとミニマリストですがある共通点があります。
それは
「好きなものを所有する」ということです。
ミニマリストは「本当に好きなものだけを集める人」
コレクターは「好きなものを集める人」
こう考えるとほぼ同じですよね。
例えばコレクターが100着服を集めるとするならば、ミニマリストは最強の10着を集めるというわけです。(別に10着でなくてもいいですが)
コレクターが「ちょっと良いな」と思って買うなら、ミニマリストは「一生着たい!」と思うものだけ買うと。
やってることは程度の違いだけで、同じですよね。
また最強の10着を厳選する過程もコレクターそのものです。
例えば「めっちゃ欲しい!」と思って新しい服を買ったとします。そしたら今まで持ってた服を着る頻度は少し減ります。これを繰り返していくと全然着ない服が出てきます。そういう服を人にあげたり、部屋着にしたりします。
このサイクルを続けていくうちに本当にいつも着るような好きな服だけが残ります。これが最強の10着になるわけです。
ここで注意したいのが本当に好きなものしか買わないということです。どんどん買ってどんどん捨てるのはもったいないだけですからね。
絶対的な買う数を減らすことによるメリットもあります。
それは「一つ一つにかけられるお金が増えるということです」
単純に考えて、普段2つ買う人が一つしか買わない場合、かけられるお金も2倍になりますし、長く使おうと思えば多少高いのを買おうという気にもなります。
結果的に一つ一つのアイテムの質も向上していくわけです。
ここまで書いてきた内容というのは、「好きなものが欲しい」という根本的な物欲が無いと成立しません。「別になんでもいいや」と思っている人は、先ほど書いたサイクルにのれませんからね。
ですから収集癖やコレクター気質の人の方が案外ミニマリストに向いているというわけです。
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行き過ぎたミニマリストになる必要はない
ミニマリストになったからといって、学校の成績が上がるわけでも、収入が上がるわけでもありません。部屋は生活に不便のないくらいに、お片付けすれば十分です。
ただ好きなものに囲まれた生活の方が豊かですよね。
その一方でモノを集めすぎたり、部屋が飽和したりするのは良くない。そこで買うモノの基準を厳しくしたり、長く使えるものを選んだり、使わなくなったものは片づける。
まとめるとたったこれだけなんですよね。そしてこれこそがミニマリストというわけです。
「物の数ではなく物に対する考え方」が大事だと佐々木氏もおっしゃっていました。
ミニマリストというより「物を大切にする人」
今まで書いてきた内容というのはメディアで描かれているようなミニマリスト像とは違いがあったと思います。
というのも現在のミニマリスト像がどんどん一人歩きしてしまっているからです。
そこで本来のミニマリズムを実践していこうという提案をしてきました。
それは長く愛せるものを選び、使わなくなったものは片づける、というものです。
結局は「物を大切にする」ということに他なりません。
長く使うものを選ぶというのは「長く使う」という面で大切に使うことになりますし、
使わなくなったものは片づけるというのも遠回しではありますが、同じものを短いスパンで使うということになります。
例えば洋服で行くと無駄なものを持っていなければ、同じ服を着る頻度が高くなりますよね。同じものを沢山使うと愛着も出てきますし、好きなものを沢山使えるようにもなります。
無駄を省くことで相対的に好きなモノを大切にできるというわけです。
なんだかんだ言ってミニマリストという大層な名前ではありますが、本当に必要なのは物を大切にしようという姿勢だと言えると思います。
では今回はこの辺で、カラス天狗でした。
カラス天狗
慶応義塾大学商学部在学中
命を削りながら音楽を作る傍ら、趣味としてファッションを楽しんだり記事を書いたりしている。
追記 私は一般受験です。
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